長狭米について

長狭米の歴史

歴史は古く、江戸時代から良質米の産地として知られており、今から130年ほど前(明治4年)に明治天皇の即位式【大嘗祭】(だいじょうさい)に献上されるお米の栽培地として指名されたほど、美味しいお米の産地です。
心地よい粒の感触と、適度な粘りがあり、香りと米のうまみがしっかりと味わえる長狭米コシヒカリは、多くの人たちに親しまれています。

鴨川の優れた環境

長狭米のふるさとは、その名のとおり鴨川市の長狭地域。
北側に清澄山系を望み、南側には嶺岡山系が横たわる山あいで、その中央に加茂川が流れる、東西に長い田園地帯の為、日の出から日の入りまで太陽の日照時間が長く、稲には最高の地域です。
なかでも、標高90 – 150m、東西600mにわたって375枚の棚田が連なっている大山千枚田は、1999年(平成11年)に農林水産省の日本の棚田百選に認定されており、文化庁の文化的景観の保存・活用事業の対象地域にもなっています。 日本で唯一雨水のみで耕作を行っている天水田でもあります。 2002年(平成14年)に千葉県指定名勝に指定され、2010年10月28日には、天皇皇后夫妻が視察に訪れました。

『水』と『土』

地球内部からミネラル分を大量に含む『マグマ』が海底より隆起し、マグマが冷えて、嶺岡山系及び鴨川市長狭地域が成形されました。冷えたマグマは『蛇紋岩』となり、カルシウム、カリウム、ナトリウム、鉄、ニッケル、マンガン等々、ミネラルを大量に含んでおります。
その岩は太陽や風雨にさらされると重粘土に変化しやすく、またその岩は水分を含みやすく、多くのミネラル分が湧き水となって水田に入ります。
房総の長狭地域は歴史はもとより、ミネラル分を大量に含んだ『水』『土』そして『太陽』と農家の愛情に恵まれた、美味しいお米です。

【参考】
おいしいお米といわれるブランド米は『蛇紋岩』の大地から生まれていることが多いです。

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